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Vistaと7でJIS2004対応フォントを使わない選択

先日書いた1点しんにょうと2点しんにょうはこういうフォントとして見える。これが問題になるかどうかは個人や組織の中での判断になるだろう。
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ステムなどの互換性のためにXPを選ばざるを得ない企業も多いとは思う。XPであれば標準の文字セットはJIS90だが互換フォントを入れることでJIS2004も選択できる。
現在は企業用Vistaや7のモデルを買うことでXPへのダウングレードサービスを選択することが出来るが、これもいずれ終了する。そうなるとJIS2004文字セットを使わざるを得ないのだろうか。
マイクロソフトの2009年7月のニュースリリースでJIS90互換フォントパッケージの提供はWindows7までで次期OSでは完全にJIS2004文字セットに移行するという発表があった。
逆に言うと現在売られているVistaや7であればJIS90文字セットという選択も可能なのである。インストール用プログラムのダウンロードはここで出来る。
Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 で旧 JIS90 文字セットを使用する方法
インストールされているかの確認は「プログラムと機能」の「インストールされた更新プログラム」で「MS Gothic and MS Mintyo JIS90-Compatible Fonts (KB927490)」が表示されているかを確認する。
何年か後に7の次のOSを選ばざるを得なくなった時にはJIS2004文字セットを使わなくてはならないが、それまでに心構えや対応は出来るのだろうか。うちの部署は無理そうな気がする。現在JIS2004文字セットにしてしまったマシンに対する対応を行うことが出来ていないのだから。

またJIS2004対応フォントにやられた

出来上がりのPDFファイルとそれの内容のチェック用リストが入ったExcelファイルを送っておいたら電話が来た。「誤字がある」と。
聞いていくと「辻」の字がExcelでは”しんにょう”に点が2つで、PDFは点が1つだというのである(^^;;;
ここまで読んで「なーんだ」とわかる人は読む必要はありません。
簡単に言うと彼はWindowsXPのWindowsUpdateの追加選択の中のJIS2004対応フォントをインストールしていたために、彼はExcelの中でJIS2004の文字を見ていたわけです。PDFはフォントを埋め込んであるため、私が使っているJIS90の文字を表示しています。
うち社内の標準はWindowsXP+office2003なのでJIS2004対応フォントは必要なく、入れると周囲と整合性の無い環境になるのです。
Windows XP および Windows Server 2003 向けJIS2004 対応 MS ゴシック & MS 明朝フォントパッケージについて
このページの冒頭にこういうふうに書いてます。「本フォント パッケージは、Windows XP または Windows Server 2003 のフォント環境 (JIS90) を、Windows Vista のフォント環境 (JIS2004) に揃えるためのものです。」
でも言いたい本当のところは、自分達の年代で「辻」の点は1個だよね、2個で疑問に思わないの?、ということなんです。
これで2回目ですよ!まったく!