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今シーズン初の祝津沖&ウニ

今シーズン初めて妻と祝津沖へ漕ぎ出した。
水族館の駐車場の下の方がまだ閉まっていたのでお願いして開けてもらい、海に出たいからと一番海に近いところへ車を置かせてもらった。

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予報どおりに風も波もなく気持ちのいい青空の下を赤岩の崖の下の浜を目指した。近いところに上陸できそうなところもあったが崖が間近まで迫っていて落石が怖かったので、浜の様子と崖の近さを見比べながら景色を見ながらしばらく進む。帰って地図で計ってみたらおよそ3キロくらいの距離だった。途中の岩の上や浜に近い海面にたくさんの海鵜が居たが、視界に入ると逃げるように東へ飛んでいく。「ごめんよ!」

途中ですれ違う船は青の洞窟へ行き来するモーターボートと祝津漁港の漁船。漁船は少し沖側を走る。岸に近いところはウニ採りの漁師さんがいるので影響が無い様に沖を通るのだと思う。しかし青の洞窟へのモーターボートの通るところはばらばら。帆を下ろして泊っているヨットの近くもお構いなし。
漁船や個人のモーターボートは間近ではなくてもすれ違うときに減速してくれるが、洞窟の遊覧の業者は知らぬ顔。新聞で読んだ悪い評判そのままのようだ。

背後がなだらかな草むらの斜面で、打ち上げる波の低いところを見つけて上陸する。波が低い割りに高く打ち上げるところは水深が急に変化しているので、発着のときに苦労するからだ。山の感じからすると中赤岩の真下より少し手前(東側)にあたるようだ。

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着いてお湯を沸かしてコーヒーを飲み、妻と景色を見ながら1時間ほどぼんやりとしていた。トド岩の方からフェリーが見えてきた。時間からすると新潟行きだろうか。そこから目の前を通り西に消えていくのに40分ほど。その手前をまた海鵜が東へ飛んでいく。どうも東側にある岩へ向かっているようだ。

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波の音を聞きながらこういう景色を眺めていると時間を忘れる。2杯目のコーヒーを飲みきったところで、腹も減ってきたし次の目的地の青塚食堂へ。

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美味しかったー!
でもここで気がついた。朝市で塩水ウニを買ってご飯を持って行けば絶景の中で食べれる!次は絶対にそうしよう!ホタテの稚貝か雑魚でも買ってきて味噌汁も作ろう!絶景の中ではインスタントラーメンでも美味しい(^^)

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帰って格納庫(笑)に収納したカヤック。この2艇は昨年買ったトライブ13.5(赤)と9.5(黄)。今回は2人なので13.5。一人乗りの9.5は21kgで頭の上に持ち上げると歩きやすいが、13.5は30kgとかなりきつい重さ。若い頃なら頭の上に持ち上げることも出来ただろうが今は無理。車のルーフへの積み下ろしはなんとか一人でこなせるが、大きく持ち難いので足場が悪いところで持って歩くのは無理。筋肉を増やさないと楽しむのも楽じゃないよ(笑)

懐古趣味ではありませんから(笑)

「懐古趣味」を辞書でひくと「昔の価値観に基づいて製作されたものを大事にしたり評価する趣味趣向。」とあるが、私は新しい良い物は評価するし、古い良い物も評価する。

最先端のコンピュータも好きで、世界最小最軽量と聞けば欲しくなるし、今乗っているデミオも買った当時は最高の低燃費を実現したガソリン車で、数々の技術が作り上げた傑作だ。
その反面、新しく加えたマツダロードスターも、無駄が無く古さを感じさせない機能とデザインが好きだ。そして何より乗る楽しさが好きだ。

ロードスターの話をしているときにコペンを引き合いに出してきたお馬鹿な同年代が居るが、その男の選んできた車を見ると頷ける。おまけに今自分が乗っている車には文句しかない。車好きを気取りながら車を知らず、目的を考えずに買うからだ。

コンピュータも車も金槌もすべて道具なのだ。自分が何に使うのか、何をしたいのか、どう使いたいのか。そこを考えると選ぶべき物が見えてくる。目的を道具を考えずに選ぶと文句が出てきて当たり前の話だ。
金槌だって大工で釘を打つのに鉄工用を買ったとする。釘を打とうとして滑って指を潰してしまう。痛いだろうね。だって鉄工用は打つ面が丸まっているので本当に滑るんだから。鉄工用はピンを鉄の面に打ち込んだり、鉄板を叩いて曲げるために打つ面が曲面になっている。木工用は平らな面になっていて釘をまっすぐに打ち込みやすいようになっている。両口の木工用の金槌はもう片方の面が少し膨らんでいて木の面に釘の頭を沈めるために使う。道具の形にはすべて理由(機能)がある。

ではロードスターNB8Cをどうして選んだか?
簡単なことですよ。

・オープンカーで夏と旅行を楽しみたい。
・運転して楽しい車が欲しい。オートマでもいいかと手が出掛かったが、やはりマニュアルが楽しい。
・素の車と言える車が欲しいが、初代NA6Cは高くて買えないし、古すぎて状態の悪いものが多い。だから除外。
・新しい車種はどれもガンダムみたいな外観と中身か、見た目だけ懐古趣味的な高い安物で買う気は起きない。
・そんな時、たまたまタイミングよく2代目のNBシリーズ1の状態の良い物があった。

そんなわけでマツダロードスター1.8S(NB8C)に乗っているわけ。
古いものを懐かしんでいるだけの年寄りではありませんから(笑)