月別アーカイブ: 2006年11月

仮想ドライブ作成ツール

フォントを大量に持っているのだが、インストールしたままだと普段の使い勝手が悪い。
大量にフォントを登録している人だとわかると思う。

幸運なことにフォントには管理ツールがあり、登録・削除を簡単に行える。
しかしその度にCDを入れるのは面倒。
そこで仮想CDツールを探した。

昔使っていたツールは既に無く、今では海外版の怪しいものの他にはシェアウエア版しか見つからなかった。
やっと見つけたのがこれ。
Virtual Drive Extension

CDの内容を任意のフォルダに起き、右クリックメニューから仮想ドライブとして登録できる便利なツールである。

しかし、ふと疑問に思ったのがSoftware Factoryという会社名。
会社で無料版を配るには裏があるのが常。
さっそく調べて見たらこう書いてあった(笑)
【ご注意】 Software Factory は法律上で定められた法人ではなく、架空の組織です。

会社概要を見ていて感心したのがこの文章。
今の若者も捨てたもんじゃない。
こういう若者達にエールを贈りたい。

「弊社が考えるソフトウェアとは、まず、作っていて楽しいソフトウェアです。技術面から「こういう処理ってどうやるんだろう?」という疑問に、実際に作ってみることで自らの探求心を満たすことが、ソフトウェア作りの一番の楽しみではないでしょうか。すでに似たようなソフトがあったとしても、自分で実装することに意義があると考えております。」

スパムフィルタ:BkASPil for Becky!2

インターネットを使い始めた1998年頃からBecky!を使い続けている。
当時はOutlook等のメーラーがウイルスなどに脆弱だという理由で使っていた。
しかし最近はスパムメールが極端に多くなり単語や発信元のアドレスなどでは対応できなくなってきた。
かと言って市販のシステムは誤検出が多く、通常のメールもスパムと判断される率が高い。
そこで便利なのがBkASPil for Becky!2。
「ブラックリスト共有化方式」と「ベイジアンフィルタ方式」を2段階に適用して行うため、従来のスパム対策ソフトと違い最初から高精度の判別を行ってくれる。
私が試した結果では広告を含むメールはスパムとして判別されるが、通常のメールはほとんどクリーンメールとして判別された。
もちろんメールの書き方も知らない人からのメールはスパム扱いされたりするが、それはそれで正しいのかもしれない(^^;

窓の杜の記事

BkASPil for Becky!2

Becky! Internet Mail Ver.2 本体(シェアウエア:4200円)

PC-Clean

誤検出や意味不明のものを検出するという報告も多いフリーのスパイウエア対策ソフト。

無料のフリーウエアとなっているが、その代償として日本語キーワードによる検索というスパイウエアとは無関係なものをインストールされる。
日本語キーワード検索をインストールさせるために無償のスパイウエア対策ソフトをインストールさせるようにしか見えない。
個人や団体がボランティアで対策ツールを開発・公開するのはわかるが、企業が無償で何かをやるということは裏があると考えるべきである。
無償版を配布し高機能な有償版を買ってもらうなら理解できるが、このソフトは無償版しか存在しないのである。

J-Wordがスパイウエアかという議論もあるが、J-Wordをスパイウエアだと考える人であればこのソフトもスパイウエアに分類するだろう。
誤検出が多い上に不要なものまでインストールされる。
完全にフリーで信頼のおけるSpybotなどのソフトが他にあるのにこれを選ぶ必要ってありますか?

さて、あなたは入れますか?
私は入れません。

SystemDoctor2006は6ヶ国語を用意

SystemDoctor2006のURLの先頭が「jp」となっているので何ヶ国語に対応しているのか調べてみた。
調べたといってもインストールしてみたわけではなく、何カ国分の詐欺ページを用意しているのかを数えてみたのである。
なんと6カ国分あった。
しかし日本語以外のページは”DOWNLOAD NOW”のボタンだけを各国語に変えてあるというお粗末な作りだった。いかに日本語化することで儲かると考えているかがわかる。

どこかのIT関係の雑誌に書かれていたが「日本人は馬鹿だから日本語で書けばだまされる」と思って日本語化しているらしい。
それが正解だというのも悲しいが、これにだまされて駆け込んでくる人が多いのも事実である。
つい最近WinfixerやWinantivirusが話題になっていたはずなのに。。。

日本語対応した偽セキュリティソフトが増えた(^^;

日本語ページでだまそうとする偽セキュリティソフトはいくつかあったが、こんなGIFアニメでだまそうとする詐欺商法まで出てきた。(実際に使われている画像ですが、ただの画像なので見ても安全)

これまでに見つけた偽セキュリティソフトとその発売元

Winsoftware 社
 WinAdBlocker 2005
 WinAntiSpy 2005
 WinAntiSpam 2005
 WinAntiVirus 2005 Pro
 WinContentFilter
 WinDriveCleaner
 WinFirewall
 WinNanny
 WinPopupGuard 2005
 WinPrivacyGuard

DriveCleaner 社
 DriveCleaner 2006

SystemDoctor 社
 SystemDoctor 2006

この中ではDriveCleanerが特に悪質で、ポップアップに見せかけたGIFアニメの画像で「853個の危険なファイル 削除しますか?」で「はい」「いいえ」どちらをクリックしても、「×」などの違うところをクリックしてもダウンロードしようとする。
おまけにパッケージのデザインはPartitionMagicやDriveImageで有名なNetJapan社の色やロゴを真似ている。
どう見ても詐欺である。

以前からあるWinsoftwareとDriveCleanerとSystemDoctorはどうも同じ連中がやっているのではないかと思い調べてみたが確証は得られなかった。
しかし各所の掲示板へのスパム書き込みのURLが同じzaebon.comであることや、手口が似ていることを考えると当たらずとも遠からずというところだろう。

これらのソフトのページへ足を踏み込んでしまった時にはインストールしていなくともSpydotでスキャンを行うことをお勧めする。ActiveXを使いレジストリに書き込まれている可能性が高いからである。
またテンポラリにインストーラが置かれている事もある。当然Cookieも残されている。
Spydotでの駆除後に、出来れば自信でレジストリをソフト名で検索し、関連した項目を削除した方が良いと思う。
ただしレジストリの編集は慎重に!