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バードセーバーの効果

図書館の中庭に面したガラス窓にバードセーバーを貼って1年にはならないけれど結構な月日が過ぎました。

結果はほぼ満点。私が休んでいた日に、見落として貼らなかった窓に衝突したのが1羽居たほかはまったく衝突した鳥を見ることはありませんでした。昨年に5羽以上ぶつかったのがほぼ皆無にできました。その窓にも同じように貼りました。

バードセーバーについてネットでググると「効果がない」といったものが多く見つかりますが、今回の経験から、設置方法を工夫することで効果が期待できるようになるようです。設置した時にブログに書きましたが、いくつかのポイントがあります。

  • 鳥は部屋の中に入ろうとして、ガラスが見えなくて ぶつかるのではなく、ガラスに映った外の景色を自分が行ける場所と勘違いし、そこを目指してガラスに衝突する。
  • ガラスがあることを見せることは難しいか無理なので、そこに嫌なもの(猛禽類の絵等)を見えるように配置する。つまり、ガラスの内側ではなく外側が効果的。内側に貼ってもガラスの外側に周囲の景色が映って見えにくくなる。
  • 猛禽類の絵等はガラスに映った木々の色の中でも目立つように、周囲に白い隈取りをするなどの工夫をする。

停電への備え

今回の地震による停電で道具について考えたことを書き連ねておきます。自分用の備忘録でもあります。

【ラジオ】
・ラジオはやっぱり情報を得るために必要です。ネットの情報も早くて重宝しますが、慣れていない人はデマに踊らされる可能性が高いです。最近は小樽のFMおたるのように市と連携して情報を流すコミュニティ放送局もありますのでFM付きがいいですね。
出来れば手回し発電式のものがいいとは思いますが、長期を想定しなければ単3で使える小型のものの方がいいと感じました。手回し発電はまったく電池も手に入らなくなったときは便利ですが、回すのが大変でした。うちのは1分回すと20分聞けましたが、知人のは回し続けないと聞けないとか。性能にもよりますね。それに結構高いようです。

【電池】
・電池の備蓄は多少必要です。どの電池を揃えるかという前に、使う機器の電池のサイズを揃えるのが先だと思います。今回の停電後に少し間をおいて大型店へ行ったところ、単1と単2は売り切れでしたが、単3は結構な数が店頭にありました。災害時に使う機器として真っ先に思い浮かぶのがラジオとライト(照明)です。小さな機器を選べば単3でそろえておくことが可能なので、出来れば器具を単3対応でそろえましょう。いろいろな器具で普段から使っていれば使用期限の問題も緩和できます。
・単1や単2電池を使っている場合に、単3電池を変換するアダプターもありますが、電池の容量=持続時間なので緊急用と考えるべきだと思います。

【ライト】
・ライト(照明)はLEDで単3が1本で使える小型の懐中電灯と、小型のLEDランタンがあると重宝します。小型の懐中電灯でも天井へ向けて置いたり、ペットボトルに水を入れたものを通すと部屋全体をほのかに明るくすることが出来て生活には困らない程度の照明になります。
・小型のLEDライトは安価ですので家族の人数プラスアルファ程度の個数を用意すると1人毎に寝室やトイレに持ち歩き出来るので便利です。(安いものは千円を下回るものも多いです)逆に大型のサーチライトは明かりが強すぎて家の中で使うには向かないと思います。そのあたり、誰がどこで使うために買うのかも考えた方がいいですね。

【飲料水】
・水はほとんどの地域では停電で断水するところは限られています。今回の停電のデマ情報で市内すべて断水だなどとありましたが、水道の水自体は一部の地域以外は重力で流れるように考えられていますので特別なことがない限り大丈夫です。一部の高い地域の住宅や高層のビルなどではポンプで揚水しているため断水します。事前に確認しましょう。今回小樽市内で断水したところはこういった場所だったはずです。
・ただ、高い場所でなくとも何らかの事故で水道管の損傷などもありますので、最低限の水はポリタンクなどに汲み置きした方がいいでしょう。今回は60リッターほど飲料用ポリタンクに確保しました。飲料用と洗浄・洗顔などの水5~6リッター×3人×3日を想定しました。今までのキャンプの経験から考えた量です。ポリタンクは折り畳み式のものが売られています。キャンプ用として買うと高いですが防災用として数個セットで買うと安価です。(ひとつ600円前後)
・停電時の浄水場の浄水については発電機による稼働になるはずですが、公式のページで触れている自治体わずかでした。小樽の状況を後で確認しておきたいと思います。

【トイレなどの生活用水】
・生活用水の中でトイレに流す水は飲料水と同じように重要です。とりあえず何かが起こったらすぐに風呂へ貯めておくのが一番の備えかと思います。今回は洗濯に使う前の残り湯があったので少し足しておきました。風呂からバケツで運んでトイレで使うことが出来ます。

【発電機】
・停電で発電機があればと考えた人も多いかと思います。一般的な発電機は静かなものでも85dB程度の音が出ます。ピンとこないかもしれませんが、静かな住宅地では苦情が出てもおかしくない音量です。今回も離れた家で使っていましたが、近い家から文句が出ないのが不思議なくらいでした。
・お金に余裕があればカセットガスで駆動できる発電機があります。騒音レベルはカタログ値で79~84dBなのでガソリンのものより若干低い程度です。
・今回の停電時に室内で発電機を使って一酸化炭素中毒で死亡した方もいらっしゃいます。騒音を避けるために室内に置いたのだと推測します。

【ガソリン】
・今回の停電でガソリンスタンドに殺到している光景を見ました。「スマホの充電を考えて買いに行ったのでは?」という意見もありましたので、アイドリングで消費されるガソリンの量を調べてみました。
省エネルギーセンターにあった数字では、2000ccの車でニュートラルでエアコンオフの状態で10分間に130ccだそうです。1時間で0.78リッターという計算になります。1時間程度動かせばスマホの充電はできると思うので、それほど焦ってガソリンを買いに走る必要はないと思います。タンク半分で給油しているという人もいました。いざというときに慌てないために見習った方がいいかもしれませんね。

【充電器】
・携帯電話の充電が無くなって市などが設置した充電所に並んでいる光景を目にしました。充電時間を制限しているので十分に充電できない人も居たでしょう。スマホ用のUSB電源は大きく分けて1Aのものと2Aのものがあります。通常のスマホは1Aに対応していますが、最近は2Aの急速充電に対応したものが増えてきています。1Aの倍なのでそのまま半分の時間でというわけではないですが、半分に近い時間で充電することが出来ます。自分のスマホが対応していれば2Aの電源も買っておくといいですね。
・スマホ充電用のモバイルバッテリーを持っている人も多いと思いますが、持ち歩くために比較的小さなものが多いはずです。20,000mAh程度の大きな容量のものがあれば数日間は楽に持たせられます。普段でもキャンプや旅行で使うこともできるので買っておいて損はないと思います。ちょっと重いですがペットボトル1本程度なので気になる重さではありません。価格は3千円ほどです。ただ、普段から充電しておくことをお忘れなく。

【ストーブ】
・今回の停電は夏の終わりで比較的暖かったので問題にはならなかったですが、北海道は一年の半分ほどは暖房が必要です。最近の暖房はセントラルヒーティングが主流だと思いますが、そうでないストーブでも電気は必須です。そのため電気を使わないタイプのストーブも用意しておく必要があります。大きく分けて対流式と反射式がありますが、置く場所が広く取れない場合は反射式の方がいいかもしれません。壁に近い場所に置くことも可能です。ほとんどのタイプが上にやかんや鍋を乗せられるので簡単な調理も可能です。
・ポータブルのタイプは煙突(排気)がないため室内の換気が必須です。使用時には十分な注意が必要だと思います。

ここで書いたのは「停電のみ」限定です。それ以外に水害や地震などの災害が伴う場合には公的な機関の指示に従って冷静に行動してください。「うちは大丈夫」と勝手な判断は命取りになることがあります。実際に今年の夏の台風被害で「逃げておけばよかった」と話している被災者の方が多数いました。

近いうちに食料の備蓄についてまとめる予定です。

本当におぼれている人はおぼれているようには見えない

長野県佐久市の病院の小児科医長の先生のお子さんがおぼれていることに気が付き助かったそうです。いろいろ調べているうちに、バシャバシャ水を叩いたり、大声で叫んだりするのは映画の中のことだったとわかったそうで、医師会のスマホアプリで呼びかけたことが話題になっています。

同じようなことがGigazinで2010年に紹介されていました。
もう水の季節になっていますが、今一度確認しておきましょう。
おぼれている人を助けるのにかけられる時間は短いのです。

『本当におぼれている人はおぼれているようには見えない、静かに沈んでいく人に気付くためのポイント』(Gigazin 2010年09月10日)
https://gigazine.net/news/20100910_what_drowning_looks_like/

原文
Drowning Doesn’t Look Like Drowning
http://mariovittone.com/2010/05/154/

これまでも何度かFacebookで紹介してきましたが、ここに備忘録として置いておきます。

Becky! Ver.2でクエリー検索のエラー

IMAPで使っているBecky!でフォルダをクエリー検索すると「メールサーバーとの通信中にエラーが発生しました」となる。コードは「5113」または「7124」。

原因は検索時にキャラクターセットを指定していなかったため。
お仕事のメールはGmailなので、ISO-2022-JPを指定するとエラーは解消された。
Gmailの使用開始時に設定していたのだが、Windows7から10へ移行した時に設定するのを忘れていた。

備忘録としてここに書いておく。

2種類のカラス

よく日常的に見ている真っ黒いカラスにハシブトガラスとハシボソガラスの2種類が居ることを知らない方も多いようで、何かの機会に話すと面白がってくれるので、ここに書いておきます。話のネタにでも使ってください。

違いはいくつかありますが、ぱっと見でわかりやすいのはクチバシです。その名のとおり、太いのがハシブト、細いのがハシボソ。
主に上のクチバシが大きく膨らんでいますが、クチバシに続く額が盛り上がっているのはハシブト、滑らかなカーブを描いているのがハシボソ。クチバシの違いは食べ物の違いから来ているようで、ハシブトの主食は小動物などの肉食だったそうで、小さな動物を引き裂くのに適した形状なんですね。それに対してハシボソは主に草食だそうで、木の実とかを突っつくのに適した形状なのでしょうか。

体全体を比べてみると、ハシブトの方が若干大きく、ハシボソは少しスリムで小さい感じがします。このあたりも食べ物や行動範囲の違いからなのでしょう。

ハシブトガラス

ハシボソガラス

他にも違いがあります。カーカーと澄んだ声なのはハシブトで、ガーガーと品の無い声はハシボソなんです。

また、人のように足を交互に出して歩くのはハシボソで、両足でステップを踏むように歩くのがハシブトです。注意して見ると違いがわかりますよ。

ハシブトは元々は森林に住んでいたということで、ハシボソは河川や野原など町に近いところに生息していました。近年になって美味しいエサが多い市街地に出入りすることが多くなり、双方を同時に目にすることが多くなったそうです。ここにもゴミの影響を受けている野性が居たんですね。

行動を比べると、ハシブトの方が荒っぽく、ハシボソは茶目っ気のある行動が多く見られます。ゴミ箱を漁っているのはハシブト。道端で木の実を道路に置いて割っているのはハシボソ。この行動を見ているとハシボソの方が頭が良いみたいに感じますが、実はハシブトの方が利口なんだとか。いろいろと工夫してエサを漁っているそうです。ググってみると信じられない行動が実際にあるそうです。

双方の住む地域が交じり合っているため交雑種は生まれないのかという疑問を持ちますが、交雑種は確認されていないということです。しかし、判断に迷うクチバシや体格を持つカラスを見ることが多く、「確認されていない」だけなのかもしれません。意外なほど身近な動物の研究が進んでいないのが現状ですから。

最後に、カラスが近くに居て怖いときは、人差し指などをカラスの方に向けて手を突き出すと逃げていくことが多いようです。全てに効果があるわけではないですが、試す価値はあると思います。石をぶつけるとかすると襲ってくることもあるそうなので、指差しで追い払う程度にしておきましょう。

EICARテストファイル

ちょっと思い出したので書いておく。

「EICAR(エイカー)テストファイル」というのは、EICAR というコンピュータウイルスを研究している組織が開発したアンチウイルス (AV) ソフトウェアの応答をテストするためのファイルの名称。

「EICARテスト文字列」と呼ばれる文字をテキストファイルで作り、拡張子を.com(実行形式のファイル)として保存することで作ることが出来る。すると通常のAVソフトはウイルスとして検知する。そのためリアルタイムスキャン機能を持っているソフトが動作しているPCでは作ることすら出来ない。現在ではリアルタイムスキャン機能を持っていないAVソフトは使う意味がない。

その場合はEICARのサイトからダウンロードし、その瞬間にアンチウイルスソフトが検知してくれれば、AVソフトが動作しているという確認が出来る。試しにやってみるといい。

自分で作ってみたい方用に文字列を書いておくので、テキストエディタにコピペして、拡張子を.comで保存すると出来る。あるいは、.txtで保存して、拡張子を.comに変更する。変更した瞬間に検知されればAVソフトは正常に動作しているというわけ。

EICARテスト文字列
X5O!P%@AP[4\PZX54(P^)7CC)7}$EICAR-STANDARD-ANTIVIRUS-TEST-FILE!$H+H*

EICARのサイト http://www.eicar.org/

windowsタブレットなどでSDカードにプログラムをインストールしたい

windowsタブレットなどでCドライブの容量が小さく、プログラムを他のドライブに入れたい場合や、デスクトップを他のドライブに移して要領を稼ぎたい場合があるが、よく見るSDカードの中にVHDファイルを作っておいてマウントする方法では、起動のたびにマウントする必要があり、BATファイルで自動化してもデスクトップなどのシステムフォルダまではカード内に移動出来ないなどの不便がある。

SDカード自体をCドライブ上のフォルダにマウントすることでそれを回避出来る。

1.SDカードをNTFSでフォーマットする。仮にこのドライブレターが「D」だとして話を進める。

2.Cドライブに「SD」など適当な名前でフォルダを作る。

3.「PC」のアイコンを右クリックし、機能一覧にある「管理」をクリック。

4.コンピュータの管理内にある「記憶域」に入る。

5.その下にある「ディスクの管理」をクリックする。

6.「ディスクの管理」内にある「D」を右クリック」し、「ドライブ文字とパスの変更」をクリック。↓

7.「追加」を選択し、「次の空のNTFSフォルダにマウントする」を選択。

8.2で「C:」に作成しておいた空のフォルダを指定し、名前を付けてOKを押せば完了。

Cドライブに作った「SD」フォルダをクリックするとSDカードの中が表示されるはずです。Dドライブをクリックしても同じものが見えます。プログラムをインストールする場合などで場所を指定するときには、Cドライブから追って行った方がいいと思います。

サンヨーの「小麦ゼロ米粉ミックス粉」が廃版

パナソニックに買収された弊害なんでしょうね。仕方がないとあきらめてましたが、対策を考えてくれているお店があったんです。アレンタウンというお店です。

「本商品は、サンヨーの「小麦ゼロ米粉ミックス粉」が廃版となったため、旧サンヨー(現パナソニック)と協議し、従来の「小麦ゼロ米粉ミックス粉」と全く同じ原材料・配合で、同一の工場で製造された完全な同一商品で、当店のみでの販売となります。」

米粉パン用 小麦ゼロ米粉パンミックス粉 3袋セット [2.7kg] 2,000円 (税込 2,160円)
http://www.allentown.co.jp/SHOP/FKN003.html

ハードディスクの中身を消してしまった場合

稀に間違えてハードディスクの中身を消してしまうことがあり、稀なので使う道具を忘れてしまい困ることがあるので備忘録。
やってしまった内容別に2種類

デフラグツールなど出しているPiriform社のRecubaというツール。
ファイルを消してしまった場合やパーティションをフォーマットしてしまった場合に便利。無料版があり他社の有料版と遜色はない。
スキャンに時間がかかるが仕方がない。

Recuba
公式サイト
https://www.piriform.com/recuva
窓の杜
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/recuva/
こちらはLinuxベースの復元ソフト。

パーティションを開放してしまった場合に便利。パーティション自体を復元してくれるためファイル単位で復元するような面倒さは無い。
かなり前に使った記憶があるが高速だったと思う。
英語を読みながらやっても出来ると思うが、使い方を紹介しているページも2つ。

TEST DISK
公式のダウンロードページ
http://www.cgsecurity.org/wiki/TestDisk

TEST DISKの使い方を紹介しているページ
http://pctrouble.lessismore.cc/software/testdisk.html
http://uiuicy.cs.land.to/testdisk1.html