月別アーカイブ: 2017年4月

ロードスター雑感1

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函館に遊びに来たらオープンカーの多さに驚いた。二日間で五台ほどに出会った。やはり北海道でも比較的に温暖な地域だからだろう。

私はTシャツにヨットパーカーでも暖かかった。よく「寒くない?」と聞かれるが、良くできたオープンは風の巻き込みは少なく、多少の寒さは大容量のヒーターでカバーできる。
外気温は春のポカポカ陽気程度だが、日当たりのいいところを走っていると暑いくらいだ。

今回の旅の一番の収穫はロードスターのハンドリングの楽しさを実感出来たこと。
江刺から山越えで太平洋側へ向かう峠は高速コーナーが多く、気持ちのいい道が続く。二人乗車で重量比が50:50だったのもあるが、重心の低さとビルシュタインのダンパーのマッチングを実感できた。
大型車が多い峠なので対向車を気にしながら弱冠抑え気味に入った後でアクセルを開けて加速していくと、考えているライン通りに気持ちよくコーナーを抜けてくれる。

若い頃に乗っていたハチロクのブロックタイヤをハイグリップタイヤに履き替えた頃よりも安定してるように感じた。あれでも重量比は55:45くらいで、割合いい比率だったと記憶しているが、重心の高さの違いも大きく影響しているのだと思う。

明日は太平洋側を北上し、洞爺あたりを巡って帰ろうか。

ロードスター顛末記 番外編1

車好きっていろいろあると思う。
大きなの方が強くなった気がするので好き。高価だと見栄が張れるで好き。早く走れるのが好き。スペックの高い(数字が大きい)のが好き。
安ければ何でもいいという人は道具として見ているので、おそらく車自体にはあまり興味が無いのではないかと思う。高くても何でもいいという人は変わり者の金持ち?(笑)

今の私は車が好きなんだけれど、免許を取った理由はゼミが忙しくなることがわかって、片道1時間半ほどの通学が1時間弱になるのが理由だった。

初めに持った車はトヨタスターレット(KP61)で、選んだというよりは安く程度のいいのがあったからというだけの理由だった。しかし、その数年後にKPが縁でラリーの世界に踏み込んでしまうことになる。
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これがKP61スターレット。色は赤だった。フルラリー仕様にしたので知っている人が見れば見た目からしてラリーカーだったかもしれないが、知らない人が見ればただの赤い車。

次がトヨタカローラレビン(AE86)だったが、国内のラリーのレギュレーションの変更からラリーから足を洗うことになったのがこの時期だ。パワーアップして上を狙うつもりが足を洗うことになるとはね。
AE86
これがAE86カローラレビン。改造車の写真ばかりでノーマルのものは少なかった。私は足回りや見えないところに手は入れただけだった。色はこれと同じ白。

さて、その後はモータースポーツとは縁のないステーションワゴンやファミリーカーを乗り継ぐのだが、ひとつだけこだわっていたものがあった。それは「マニュアルトランスミッション」なのだ。「車を操る」には不可欠なものだ。
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これはフォードのテルスターワゴン。2000GTだった。色は銀色。選択肢がなかったからだったかな。ウェイトパワーレシオでは86よりも上だったし、4WDのおかげでコーナリングも安定していたが面白さはなった。車に乗せられている感じ?それに車重が重いので振り回して限界を超えたところが怖かった。

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これがファミリアSワゴンスポルト20.銀色が安く残っていて営業の方に勧められて買った記憶がある。テルスターと同じ2000ccで同じ4WDだったが、車重が多少軽かったので振り回すことは出来た。でもスポルトの名は付いていてもファミリーカーだったな。

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これは今も乗っているデミオ。色は赤。今のマツダのイメージカラーは赤のように思うのだが、実際に赤に乗っている人は少ない。買った当時はダントツの燃費を誇っており、足回りもさすがにマツダだけあって信頼が置ける。ただやはりファミリーカー。CVTの電動モーター的な加速は目を見張るものがあるが、馬力不足で出足は良くはない。

ロードスターのコンセプトを的確に表す言葉に「人馬一体」というのがあるが、これこそ的確に表現しているといえる。NAからNBになって120馬力が145馬力にアップしたが高出力とは言えない馬力だ。ウェイトパワーレシオだとAE86レビンとほぼ同等になる。

走る楽しさや、車との一体感を重視する。一時期2000ccクラスに乗っていた時期もあったが面白かったかといえば面白くは無かった。キャンプ道具や家族を運ぶための箱。力はあるので速く楽に走れたが、車との一体感は無かった。