月別アーカイブ: 2006年1月

WinFixerの駆除の検索

1月11日以来、このBlogに314件のアクセスがあったが、そのうち124件が「WinFixer」「駆除」「削除」などの語句で検索してたどり着いたものだった。
なんと49%がWinFixer関係です。
WinFixerを駆除したくてここにたどり着いた方々へ
右のリストからも見れますが、下記のリンクを押した方が早くたどり着けますよ。
駆除できたら報告してくれるとうれしいんだけどな。。。
WinFixer2005の駆除手順
http://www.monster.ne.jp/~hal/blog/archives/2006_1_11_30.html
WinFixerのスキャナーあるいはネット・インストーラが残っている場合
http://www.monster.ne.jp/~hal/blog/archives/2006_1_25_37.html

Windows2000からXPのリモート・デスクトップを使う

Windows XP には、リモート・デスクトップ対応クライアント・ソフトウェアが標準で提供されている(ただしHome Editionにはリモート・デスクトップ・サーバ機能はなく、クライアント・ソフトウェアのみ)。Windows XP Professionalのリモート・デスクトップ・サーバに接続するとき、Windows XPクライアントでなければ最新機能が使えないのかといえば、そんなことはない。Windows XPのインストールCDには、サポート・ツールとしてWindows 95、Windows 98、Windows 98 SE、Windows Me、Windows NT、Windows 2000で利用可能な最新版のリモート・デスクトップ・クライアント・ソフトウェアが同梱されている(インストールCDのSUPPORTTOOLSMSRDPCLI.EXE)。しかし、このクライアント・ソフトウェアに関する情報はどこにも書かれていない。
設定方法は簡単、前記各OSがインストールされたマシンのCD-ROMドライブにWindows XPのインストールCDを挿入し、インストーラが起動したらメニューの[追加のタスクを実行する]を実行する。続いて表示されるメニュー一覧から[リモート デスクトップ接続をセットアップする]をクリックする。
インストールが完了すると、[スタート]メニューの[プログラム]??[アクセサリ]??[通信]の中に[リモート デスクトップ接続]というアイコンが追加されているはずだ。これを実行すれば、Windows XP以外のOSでも、Windows XPのリモート・デスクトップの機能をフルに使うことができる。
リモート・デスクトップ・クライアントを実行する
インストールが完了すると、[スタート]メニューの[プログラム]??[アクセサリ]??[通信]の中に[リモート デスクトップ接続]というアイコンが追加されている。これを実行すると、クライアント・ソフトウェアが起動する。後は接続先を指定すればよい。
実際には接続されるXP側と接続する側での設定が必要だが、それについては下記のマイクロソフトのサイトを参考にするといいだろう。
Windows XP Professional:機能別紹介-リモートデスクトップ
私は家のデスクトップ機に古いB5ノート(Pen3-600MHz)のWin2000から無線LANで接続して使っているが、デスクトップ機のパワーを快適に使えている。また、HDDやDVD-Drive、プリンタなどのハードウエアも使えるのでハードへの投資も少なくて済むというのがありがたい。
【追記】
2004年9月からXPのCDが無くてもダウンロードして使えるようになっていました。
Windows XP Remote Desktop Connection software [XPSP2 5.1.2600.2180] – 日本語

WinFixerのインストーラが残っている場合

アド・アウエア等でも感染を検出できないのに、Windowsの起動時にWinFixer2005の「今のところにサービスを使用することができません」のようなメッセージが出てくる場合には、手動でインターネットへの接続を行っている場合や、認証付のプロキシサーバーなどのためにインストーラが正常に動けなかった場合が考えられます。
つまり、インストーラがインターネットに接続しようとするが接続できずにいる場合です。
レジストリにインストーラの起動を書き込んでいるにもかかわらず、接続出来ないためインストールできず、毎回の起動時にインストールしようとするためです。
その場合にはインストーラのファイルと起動するためのレジストリを削除する必要があります。
メッセージが出た状態で、タスクマネージャで大文字の「WFX」の文字が含まれる怪しいプロセスを見つけてプロセスを停止してください。
どうも名称は一定していないようなのですが、一例を挙げると「UWFX5S_0001_N57M1412NetInstaller.exe」という名称です。
その瞬間にメッセージが消えれば、そのプロセスがWinFixerのインストーラです。
プロセスのイメージ名がファイル名なので、プロセスを停止する前にメモしておくことを忘れずに。
下記のレジストリの項目を開いた時に画面の右にいくつか「名前」の項目があると思いますが、「データ」の値に、先ほどメモしたイメージ名(ファイル名)がある「名前」を探し削除してください。(ダブルクリックして「値のデータ」を見ればわかりやすいと思います)
その後、ファイルを検索して削除すれば終わりです。
HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWARE
             MicrosoftWindowsCurrentVersionRun
今日までに2件の事例を確認し、どちらも駆除できました。
ただし、レジストリエディタの扱いは慎重に!

故障率

センター入試で発生したリスニングのトラブルについて各メディアが面白おかしく書き立てる。
この問題について話している人の話を聞いていると母数を知らずに話していることに気が付く。あるいは知っていても「算数」が出来ないようである。報道機関の方々は当然知っているだろうが、母数を元に概数で計算すると49万の受験生に対し不良450台で約0.09%、言い換えると1000台に1台弱である。
試験前の動作試験段階で出た不良がどれほど有ったかは報道されていないが、手順の中で不良をふるい落としたものを不良とは言えないだろう。
この0.09%が今回の問題の中で多いか少ないかは判断が分かれるところだが、市場に出回っている製品の不良率と比較するなら、けた違い以上に驚くほど低い不良率である。少し古い2000年のMM総研が大手パソコンショップで行った調査で、パソコンの初期不良率と故障率があるが、主要な6社の平均で初期不良率1.69%、故障率2.89%という数値である。
ソニー製だという話もあるが、PSPやVAIOの故障の多さで評価の低いソニー製ではなくとも、所詮50万台の電子機器(たとえ電子機器でなくとも)で故障率ゼロなどということはありえないことなのである。
「試行テストでは、これほどの割合でトラブルは起きなかった。こんな数は想定していなかった」というコメントがあったらしいが、入念な準備を行っただろう試行テストだけで実数試験は行っていないだろうし、予測式からだけしか推測出来ないものを「万全」と言い切らず、不良は確率的に存在するだろうが再試験などでフォローできるといった、理屈の通った説明を行えなかった事に今回の真の問題があったのかもしれない。

生協の白石さん

東京農工大学消費生活協同組合組合員の声生協の白石さんの元になったものだが、読んでいると実に面白い。
ウイットに富んだ受け答えと、利用者の声を真摯に受け止める姿勢が見える。
これだけ利用者の声を蓄積して公開しているところを他に知らないが、紙とWebからの2種類の方法で受け付け、1週間単位で店舗に掲示、1ヶ月単位でホームページに公開しているようである。
この労力を考えると大変なものだと思うが、読んでみるとひとつひとつのすべてに手を抜かずに返事を書いていることがわかる。
うちのサポセンでも見習うべきところは多いのだろうが、うちの「お客様」にウイットを理解していただけるかが一番難しいところなのかもしれない(^^;
まあうち内情はことはともかく、ぜひごWebで一読を。
本を買うまでも無く全部読めてしまいます(^^)v
ひとつだけ紹介
Q どうやったらXXさんと付き合えますか。
A  当店の職員に”XX”さんという人がいます。そのXXさん宛とと言う仮定でお答えします。XXさんは若く見えて魅力的な人なのですが、二児の母、しかも上の子は高校生とのことです。この障壁、一朝一夕では超えられないと思われます。どうにもならない事、人生にはいくつかあります。どうぞ気を落とさずに。担当白石
うちの職場にSさんという女性がいます。不思議と年配の方が「独身なんだろうか?」という疑問をもたれるようです。ここだけの話ですが彼女には旦那様がいらっしゃいます。オジサマ方、どうぞ気を落とさずに。どうして知ってるかって?彼女は高校の後輩なもので。担当遊介(笑)

レナード・コーエン

レナード・コーエン伝(ISBN 4-86062-033-X)を買った。
1960??80年代からだったと思うが、詩人、作家、シンガーソングライター、禅僧という多彩な面をもつユダヤ系のカナダ人。
「バード・オン・ザ・ワイアー」「チェルシー・ホテル#2」「スザンヌ」といった曲を思い出すが、独特の声とつぶやくような歌い方で、散文詩を歌い上げる人だった。
イギリスやヨーロッパで上位にランキングされたにもかかわらず日本ではほとんど話題にはならなかったと記憶している。
TUTAYAで突然思い出し探したが見つからなかった。その数日後に喜久屋でこの本を見つけたのである。レコードもかなり揃えていたのだが、引っ越しを繰り返すうちに手元に無くなってしまった。CDでも数枚出ているので買おうかと考えている。
最近知ったのだがジェニファー・ウォーンズが彼の曲をカバーし、フジテレビでドラマ化された「アルジャーノンに花束を」(原作:ダニエル・キイス)で「Song of Bernadette」が使われていたということである。
20??30年前は私が千冊以上のSFを集中的に読んだ時代だが、ダニエル・キイスの作品は残念ながら一冊も読んでいなかった。

Administrator

パソコンとは当然のことながらパーソナルコンピュータの略。もっともMacintosh、IBM PC/AT互換機など、個人が所有できるコンピュータのことを総称して「パソコン」と呼ぶという意見もあるが、個人で所有しているものならば当然「私的な」「個人の」コンピュータだろう。
当然、自分のものだから自分で管理するのは当たり前である。
Administrator(アドミニストレーター)という言葉をご存知だろうか。コンピュータ用語では管理者または管理権限を持つユーザを呼ぶ総称である。
通常のWindowsXPでは、作成されたユーザは特に設定しない限り管理権限を持つ。
つまりそのパソコンの使用者=管理者である。
どうしてこんな話になったかというと、最近は「猿でも使える」のごとく猿以下そのもののユーザが多いのである。
そういった輩は当然管理権限など放棄している。
使っているソフトのバージョンどころか名称さえも知らない事が多いし、自分も知らないスパイウエア等のマルウエアを当然のごとくインストールしている。
英語のエラー画面を目にして「文字化けしてるんですが」というユーザは多いが、日本語のメッセージさえも読めないユーザがパソコンを所有するのは、地雷原を前も見ずに歩き回っているようなものだ。
インターネットが危険なものだと言う気は無いが、危険な面もあるし、当然悪人も一般社会と同じに存在する。
そんなユーザーが増えているのだから、前にも書いたWinFixerどころの騒ぎではなく、聞いたことも無いようなスパイウエアやウイルスを満載する結果となるのも当然だ。
私が知っている最悪のケースは2万以上のウイルスファイルが動いているパソコンだったが、「動かなくなって買い換えた」というパソコンにはもっと多いのもいるのかもしれない。
自分の持つ道具を維持管理する気が無いのなら持たないことである。

Mr. and Mrs. Smith

Mr. and Mrs. Smith を見てきた。
冒頭のミッションの中で使われているコンピュータはパナソニックのタフブック(TOUGHBOOK)
ヨットレースのアメリカズ・カップでも洋上で使われているもシリーズで、外観からするとおそらくCF-29のモデルだと思う。
非動作時なら90cmの高さから落としても壊れない耐衝撃・防塵・防滴・耐塩害対策と、直射日光下での作業でも見やすい高輝度液晶採用、バッテリー駆動8時間と最強のフィールド仕様。
こんなところに目が行くのも商売柄か(笑)
しかし増設メモリーの販売ルートから身元がばれるというストーリーはお粗末な気がしたな??(^^;

Winfixer流行の兆し?

昨日Winfixerの駆除方法を掲載したら結構な数が検索エンジンから飛んできています。
調べてみるとシマンテックやマカフィー等のウイルス駆除ソフトも対応してきているようです。
国内ではあまり話題になっていないので流行は無いと思っていたのですが。。。
感染経路がイマイチわからないのですが、アクセスカウンタ表示時に読み込まれるJavaScriptを介して強引にインストールされたという報告もあるようですが、どうもインストール時に「OK」ボタンを押させて紳士的にインストールを開始しているようです。
マカフィーでもWinfixerに関する情報の中で「McAfee(R) AVERTは、許可された管理者が承知してアプリケーションをインストールするという意味では、Winfixerが合法であると認識しています。」と書いているとおり、パソコンの利用者が合意の上でインストールさせているため特に悪質とも言えないタイプのものです。
あちこちの情報を総合すると、始めは無料版だからとインストールさせ、システムをスキャンした時になんでもないような異常を見つけて、「修復するなら有料版を・・・」という手口で製品を買わせようとする手口のようです。
まず始めにポップアップで
『注意:レジストリデータベースまたはファイルシステムに在り得るエラーによりご利用のパソコンは機能が悪くなってブロックになってしまうことがあります。
で無料のすばやいスキャンを実施することができます。
それでは、レジストリデータベースでのエラーを検出して修理するにはWinFixer 2005をダウンロードしたいですか?。(推奨)』
という変な日本語のメッセージを表示し、2段階ぐらいでインストールさせようとした後に、この上に表示しているようなページに飛ばされ、インストールをしつこく「推奨」するといった手口です。あくまでも「OK」を押してインストールするのは「自分の意志」ですよね。
これを見た人で、他の手口を知っている人がいたら教えてください。

winfixer 2005 の駆除手順

相変わらず怪しげなソフトの被害者が出てきて、、、困ったもんです。
明らかに危ないとわかるような日本語や英語のメッセージを読んでわからないものなんでしょうか。
ちょうどよくWinFixer2005に感染したPCがあったので駆除を試してみました。
このようなソフトをフォイストウェア(Foistware)というそうです。スパイウエアやウイルスとは違うみたいですね。ユーザが望まないアプリケーションのことをいうみたいで、マルウエアとして一派ひとからげに見ていい気もします。ポップアップ広告を表示したり、Active-X経由などでインストールを仕掛けてきたりするようです。
今回の駆除手順の基本は「アダ被の部屋」の掲示板にあった手順を元に組み立てました。
1.先にWinFixerのファイルを消した場合やスパイウエア駆除ツールで駆除してしまった場合には下記のファイルをダウンロードしてインストールします。
http://download.winfixer.com/files/Trial/1111/WinFixer2005Setup.exeインストール後に再起動してください。
その後、以下の手順で駆除します。
2.タスクマネージャのプロセスに下記のプロセスがあったら停止します。
(大文字小文字に違いがあるかもしれません)
install.exe
sr.exe
unins000.exe
updater.exe
WFx5.exe
WFF.exe
 私が試したときには一番下の2つのプロセスしか動いていませんでした。
3.次にコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から
  winfixer 2005 を削除します。
4.以下のフォルダが残っていれば削除。
C:Program Fileswinfixer 2005
C:Program FilesCommon Fileswinsoftware
 私が試したときには上のフォルダは空、下は3つのファイルが残っていました。
5.IEのキャッシュとクッキーを削除。
6.Ad-Aware SE Personalをインストールし、Definition Fileを最新のものにしてフルスキャンします。
http://www.lavasoft.com
(現在は日本語版の製品が発売されたため英語版のみフリー)
7.システムを再起動して 、もう一度Ad-Awareでスキャンを繰り返し、ゼロになったらOKです。私がやったときには7つの残骸が残っていました。
くれぐれも怪しいソフトはインストールしないこと!