蜂に刺されると「2度目が危ない」?

蜂に刺されると「2度目が危ない」とよく言う人が多いが、ほとんどの人はなぜ危ないか理解していない。
危ない人症状が出る人は1割程度で、その中の数%程度が死に至るほどの危険性を持つ。そして症状が出たら時間的な余裕はない。知らないから「変な症状だったら病院へ」といういいかげんなアドバイスをする。

アナフィラキシー・ショックが起こると病院へ行こうかなどという時間はない。
アナフィラキシー・ショックによる心肺停止までの平均時間は15分程度で、街中で症状に気が付き、救急車を呼んで病院へ搬送してもらったにしてもギリギリの時間なのだ。

ではなぜ蜂毒が危険な人が居るのか。
蜂に刺されることでアレルギーを持つようになり、そのアレルギーからアナフィラキシーという過剰反応を起こすことがあるためだ。
初めて刺されて心配な場合には、一度病院へ行って蜂毒アレルギーの検査を行った方が良い。
この2つのページがわかりやすいので参考にするとよい。
蜂の研究室http://t-meister.jp/hachi/lab/anaphylaxis/

ファイザー製薬http://allergy72.jp/bee-allergy/what.html

ちなみに私は生まれてから一度も刺されたことがない。かなりの頻度で野に山に足を踏み入れているにもかかわらず。

野山で蜂が近くに寄って来たら、手を振り回すことなどしないで速やかに10m程度以上を目安に蜂が居るところから離れる。家ならじっとして蜂が離れるのを待つ。たぶんそれだけ守れば刺されることは少ないと思う。

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