佐々木譲さんの作品は、青春バイク小説の頃から読ませていただいている。
ここしばらく本を読むことが少なかったが「笑う警官」を購入した。
冒頭から全力で駆け抜けていく迫力。「すごい!」その一言に尽きる。
「夜にその名を呼べば」「ネプチューンの迷宮」などの、どちらかというと軽めのサスペンス物から歴史物まで広いジャンルを書き続けてきた作者の底力なのだろう。
第142回直木賞を受賞してから本業に専念できていないらしいが、また新しい世界を書き続けて頂きたいと願う。
小樽市梁川通りにある「かねさく本店」
気取った蕎麦屋もいいが、こういった庶民的なおそば屋さんもいい。
もり蕎麦に普通と中・大・大大があって腹と相談できるのもいい。
難しい顔をせずにたらふく蕎麦を堪能できるのがいい。
妻が軽度の小麦アレルギーで、油っ気が少し欲しかったので天ざるをと聞いたらメニューには無かった。もう何年も通い続けているのに気が付かなかった。
妻は天ぷらのような油物と食べると多少の小麦は気にならないのだ。店員さんは「ほっき貝の天ぷら」を単品で出すことが出来るという。さっそく注文。
私もちょっと硬めのサクサクの天ぷらを頂いたが、とても美味しかった。
私は大大もりそばで満腹!
真狩村にいし豆という蕎麦屋があります。「石臼をまめに挽こう」という店名らしい。看板は小さく、なかなか目に入らないのにいつも行列が出来ています。
たぶん開店当時は美味しかったのかな。
洗いが十分でなく、べたついた感じの麺でした。(冷えているのにほとんど洗っていないに等しい感じ)
妻が以前に行った時は混雑していて、前のお客さんに「今日は混んでるからやめたほうがいい。麺がべたべたしている」と聞いてやめたことがあるというが、混んでいるせいではなかったのだろうか。
待っている間に「へぎ蕎麦みたいだね」というお客さんの声が聞こえていたが、食べてみて納得した。確かにつなぎに海草らしきものが入っている食感だった。へぎ蕎麦なら布海苔(ふのり)なのだろうか。
次は他に行ってみることにします。
「初心者です」は、回答者をイラつかせるマジックワード。
「情報セキュリティ人材育成シンポジウム」 ~永遠のビギナー対策を考える~
これらの記事は両方ともビギナー(初心者)の話題だが、共に共通しているのは学ぶ意思の無い人達ということだ。
今の時代にパソコンの初心者を気取っていて恥ずかしくないのだろうか。使えることが偉いのではなく当たり前の時代なのだ。
初心者時代は誰にでもあるが、それが続くと胸の名札は「無能者」に変わらないのだろうか。
鉛筆とそろばんの時代に鉛筆の削り方も知らず、そろばんで足し算も出来なかった事務のおじさんは「無能」な人だったはずだ。
ところが今は「知らない」「詳しくない」と言えば済むらしい。ずいぶんと楽な世の中になったものだ。
自分が管理すべきものも管理できず、情報漏洩が起ころうとも「初心者」で済む世の中というのも楽しいではないか。
腹立つ!
以前、AccessのRound関数が銀行型丸めで私達が通常使っている四捨五入とは違うことを書いたが、実際にAccessで四捨五入を使わなくてはならないことになったのでユーザー定義関数を作って対応した。
0.5を加えて小数点以下を切り捨てることで小数点以下を四捨五入したことと同じ結果になるので、丸め桁数の”s”を指定して、10の”s”乗をかける事で桁を調整し0.5を加えて切り捨て、10の”s”乗で割ることで元の桁数に戻す。また、指定桁数”s”がゼロ以上か未満かで処理を分けて桁数を指定できるようにしてみた。
実際にはこのようにユーザー定義関数を書く
Public Function roundy(x As Currency, s As Integer) As Currency
Dim t As Integer
t = 10 ^ Abs(s)
If s > 0 Then
roundy = Int(x * t + 0.5) / t
Else
roundy = Int(x / t + 0.5) * t
End If
End Function
Accessの中で実際に使うにはこのように書けばよい。
roundy(数値,丸める桁数)
丸める桁数の考え方
100の位 : -2
10の位 : -1
1の位 : 0
少数第1位 : 1
少数第2位 : 2
「なんでAccessはこんな変な丸め方する?」と考える人が多いのも確かです。Excelとの違いと考えると、元々の開発を行った会社がAccessとExcelは違うのは確かです。Microsoft社になってから長いのに統一されないのは確かに変な会社である証しです(^^;
※ roundy の “y” は遊介の “y” です(笑)
【追記】
Access2000で変数の形式を示さないと上手く行かないことがあるそうです。
その場合についてはこちらを参考にしてください。
「Accessで四捨五入する(追記)」
振り替え休日が最近多くて暇だったので家の猫の画像で待ち受け時計を作ってみた。
猫の顔が針と一緒に廻り、開けるたびに数枚の背景が入れ替わる。
飼い主だからかわいいのかもしれません。
猫好きの方は、よかったらQRコードを使って携帯にダウンロードしてください。
※ファイルをパソコンでダウンロードしてUSBケーブルなどを使って携帯に持っていくとパケット料がかかりません。それぞれほぼ100KB程度ありますのでパケット料もばかに出来ませんよね。
(画像をクリックするとパソコンでもFLASHを表示できますが、携帯独自の関数で動いているので日時は正しく表示できません。)
出来が悪かったので作り直しました。
背景の写真は10枚がランダムに表示されます。
上の画像はAdobe Device Centralで表示したものです。
映画『劒岳 〈点の記〉』を見た。
2年の歳月と10億円を投じて撮影された映画である。
内容も映像もすばらしいものだった。改めて「山とは」と考えさせられる作品だった。
「なぜ山に登るのか」「なぜ地図を作るのか」そういった問いかけを真剣に考えながら見させてもらった。
この映画の中でも触れているが、この1907年7月の測量に関して「点の記」は存在しない。
作品の中では軍が千年前の行者による登頂を重く見て記録を抹殺したことを示唆するような台詞があるが、映画の中でも四等なので点の記は無いということが説明されている。軍が初登頂しなくてはならないという意地があったようだし、行者を称える余裕もなっかたようだ。
実際、柴崎芳太郎が下見の結果から重い三角点標石などを運び上げることを断念し四等三角点として測量を行ったため「点の記」という公式の記録としては存在しない。実際の測量作業に入るときにはすでに四等と考えていたようで四等用の資材をひとつ追加するように指示していた。
それから100年余り後の2004年にヘリコプターを使って標石を運び、国土地理院により三等三角点が設置された。
その時に作成された三等三角点「剱岳」点の記では選点日時を「明治40年7月13日」とし、選点者として柴崎芳太郎の名が記載されている。
柴崎は1907年7月の周辺の山々の三等三角網の測量によって山頂の独立標高点(現在の「標高点」)を2998m(四捨五入前は2998.02m)と計算した。
2009年の元国土地理院 山田明氏によるGPS等による測量では、2998.42mであった。
およそ百年前の技術にして、なんとも驚異的な正確さだ。
【追記】
2007年(平成19年)が登頂から100年を迎えることを記念して国土地理院北陸地方測量部が「剱岳測量100周年記念事業」として2004年に三等三角点を設置し、GPSにより位置測量を行い、「点の記」が作成されました。
その「点の記」は国土交通省国土地理院の報道発表資料 2004年10月28日付で見ることが出来ます。
なお、広報 第436号 「剱岳三等三角点設置」によると、三角点の選点は柴崎芳太郎測量官の冠字「景」を使い、また同氏が意図していた剱岳三角点番号(27)を用いたということです。
(冠字:選点者の略号。通常は姓の頭文字を用いることが多い。想像だが、柴崎氏の場合は万葉かなの文字を用いたようである。)
224件のICプレーヤーのトラブルあったと朝日新聞の記事にあったが、何人が英語のリスニング試験を受験したかという数字はは出ていなかった。
母数も言わずに「続出」というも変な記事だ。
毎年繰り返すこのマスコミの書き方は、グリーンピースやシーシェパードのように、正当かどうかの判断ではなく叩きたいから叩くという行為に似ていなくも無い。
実際にはリスニングの受験者数は公表されていないようなので試算してみたい。
英語の筆記を受験した人はほとんどリスニングを受験するという”事実”を元に考える。私が知っている範囲ではおよそ9割以上なのが現状である。
英語の受験者は513267人ということなのでその9割が受験したと仮定して461940人ということになる。224÷461940はいくらになるかというと0.000485、つまり0.05%以下ということになる。1万件に5件以下である。
8割として計算すると410614人となる。
224÷410614では0.000594、つまり0.06%以下だ。数字に弱い記者さんにわかるように言い換えると、控えめにみた8割の受験者として試算しても1万件に6件以下の確率である。
千人に224件なら「続出」という表現も妥当だろう。
一万人でも「続出」で妥当と言えるかもしれない。
では五十万人に対してでは一般的な常識として多いとは言えない数字ではないだろうか。
50万世帯規模の都市で新聞に関するトラブルが何件あるだろうか。150万程度の人口の都市というところだろう。
そういった統計値は無いだろうが、誰か集計してみて欲しい。
興味本位の意見でしかないが、おそらく「続出」と言っていい数値を見ることが出来るだろう。
誰かそういう統計結果を知りませんか?
作家の佐々木譲さんが『廃墟に乞う』で第142回直木賞を受賞しました。新聞によると3回目のノミネートでの受賞ということです。
おめでとうございます。
昔から好きな作家の一人で、文庫になったものは時代小説以外ほとんどと言って良いくらいに読ませていただいています。
受賞作以外も是非読んでみてください。
絶対にお勧めの作家です。
佐々木譲資料館(ご自身で運営しているホームページ)
このページからもご本人の許可を得てリンクさせていただいています。