WinFixerのインストーラが残っている場合

アド・アウエア等でも感染を検出できないのに、Windowsの起動時にWinFixer2005の「今のところにサービスを使用することができません」のようなメッセージが出てくる場合には、手動でインターネットへの接続を行っている場合や、認証付のプロキシサーバーなどのためにインストーラが正常に動けなかった場合が考えられます。
つまり、インストーラがインターネットに接続しようとするが接続できずにいる場合です。
レジストリにインストーラの起動を書き込んでいるにもかかわらず、接続出来ないためインストールできず、毎回の起動時にインストールしようとするためです。
その場合にはインストーラのファイルと起動するためのレジストリを削除する必要があります。
メッセージが出た状態で、タスクマネージャで大文字の「WFX」の文字が含まれる怪しいプロセスを見つけてプロセスを停止してください。
どうも名称は一定していないようなのですが、一例を挙げると「UWFX5S_0001_N57M1412NetInstaller.exe」という名称です。
その瞬間にメッセージが消えれば、そのプロセスがWinFixerのインストーラです。
プロセスのイメージ名がファイル名なので、プロセスを停止する前にメモしておくことを忘れずに。
下記のレジストリの項目を開いた時に画面の右にいくつか「名前」の項目があると思いますが、「データ」の値に、先ほどメモしたイメージ名(ファイル名)がある「名前」を探し削除してください。(ダブルクリックして「値のデータ」を見ればわかりやすいと思います)
その後、ファイルを検索して削除すれば終わりです。
HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWARE
             MicrosoftWindowsCurrentVersionRun
今日までに2件の事例を確認し、どちらも駆除できました。
ただし、レジストリエディタの扱いは慎重に!