バードセーバーって知ってますか?

バードセーバーって知ってますか?
窓に衝突して怪我したり死亡したりする鳥に、窓の存在をアピールして衝突を防止するためのグッズです。

窓に設置したくて調べたところ、「効果がない」というものも多くて、いろいろ考えながら設置しました。

年間に10羽まではいかないですが、5羽程度はぶつかって亡くなっています。
その他に、ぶつかって動けなくなっているところを大型の鳥に捕獲されたと思われる現場も多く目撃しています。

バードセーバーに「効果はない」という情報も多いので、なぜ効果がないのかも含めて考えました。

まず、なぜ小鳥が窓に衝突するのか。
諸説ありますが、窓ガラスが見えなくてぶつかるというのは、正解にも見えますが不正解だと私は思います。実際にぶつかる瞬間に見ていたのですが、小鳥の侵入方向から窓を見ていると、ガラスに景色が映り、そこに林があるかのように見えていたんです。鳥からすると、窓枠を通ればその先に豊かな林が広がっているということ。
よく「窓ガラスが見えずにぶつかる」と聞いて納得していましたが、わざわざ暗くて見えないガラスの向こうの部屋に野鳥が入ろうとするわけもないわけで、私は写った林に行こうとしていると考えました。

売っているバードセーバーは自然を意識したナチュラルカラーでフクロウやタカの飛翔シーンを描いたものが多いのですが、絵の周囲も柔らかい色味で目立つものではありません。
私が考えた仮説だと、窓ガラスの向こうが暗く、外の明るい景色を写していることが原因なので、その中に窓ガラスの存在をアピールするものを置かなくてはなりません。
猛禽類の姿に意味があるという意見も尊重して、フクロウの飛翔する姿の周囲を白で隈取りしました。絵の効果と目につく物を配置するという効果を期待できると思います。

また、窓の内側に設置しては目に付きやすい、目立つという効果は半減します。窓に映る景色よりも目立つ必要がありますので、窓の外側に貼り付けました。

さて、今年は一羽も見ないで済むといいのですが。死ななくても良い野生動物が死ぬのは悲しいことですから。

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