古くからある地名と災害の関係

この読売新聞の記事を読んで、昔親しくさせていただいていた地滑り地形を専門とされていた先生に聞いたことを思い出しました。アイヌ語のケナシ(kenas)は低い木が生えそろっている様子を表す言葉で、大規模な地滑りの後に木が生えてきた様子だそうです。

小樽の毛無山もアイヌ語のケナシが語源で、望洋台の宅地の下には地滑りの原因となる地下水を排出するために多数の排水管が埋まっています。
そのことを毛無山から下るバスの中で聞きました。

確かに地名にはその土地の歴史が刻まれています。この記事にあるように昔の記憶を風化さてはいけないのです。危険を予知できれば現代では望洋台の排水管のように土木工事で危険を回避することもできます。川であれば堤防や流れ自体を変えて対処することも出来ます。

この記事の最後にある言葉の重要性を改めて考えさせてくれました。
「地震の神様」と呼ばれた地震学者の今村明恒(1870~1948)の言葉だそうです。
「天災は忘れないだけでは不十分で、防備することが重要だ」

「洪水危険、土砂崩れ注意…「地名」は警告する」読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20180725-OYT8T50042.html?page_no=3&from=yartcl_page

本当におぼれている人はおぼれているようには見えない

長野県佐久市の病院の小児科医長の先生のお子さんがおぼれていることに気が付き助かったそうです。いろいろ調べているうちに、バシャバシャ水を叩いたり、大声で叫んだりするのは映画の中のことだったとわかったそうで、医師会のスマホアプリで呼びかけたことが話題になっています。

同じようなことがGigazinで2010年に紹介されていました。
もう水の季節になっていますが、今一度確認しておきましょう。
おぼれている人を助けるのにかけられる時間は短いのです。

『本当におぼれている人はおぼれているようには見えない、静かに沈んでいく人に気付くためのポイント』(Gigazin 2010年09月10日)
https://gigazine.net/news/20100910_what_drowning_looks_like/

原文
Drowning Doesn’t Look Like Drowning
http://mariovittone.com/2010/05/154/

これまでも何度かFacebookで紹介してきましたが、ここに備忘録として置いておきます。

ラーメンの味の素

上野ファームへ薔薇を見に行った帰りがけに旭川ラーメン村へラーメンを食べに寄った。

どうも変な塩辛さで妙に舌に残る味。変だと思って妻が食べるのを待つ間に厨房を覗いてたら白い粉を大量に放り込んでた。塩にしては変な白さの例の粉っぽい。

公式ページに化学調味料を使わないとは書いていないが、塩本来の味を引き出すスープとある。私は化学調味料を否定するつもりはないし、店によっては多少は使うこともあるかとは思うけど、客の目の前でスプーンですくって入れるとは客をなめ切ってる。

初めから感じていたが、店員一同の愛想も悪い。店名は出しませんが、烏骨鶏のスープの塩味を売りにしている店と書けばわかると思う。外のメニューにあったホルモンラーメンやジンギスカンラーメンを見た時点でやめればよかった。美味しいラーメン屋は邪道には走らないものです。

餃子も市販品のパッケージに入ったチルドと思われる餃子をそのまま焼いていた。市販品を使っている店は多いと思うけど、パッケージから出すところが見える店は見たことがない。麺は5玉入りだろうか、ビニール袋に入ったものをテーブルに乱雑に積み上げていた。言うまでもなく厨房のあちこちに汚れが見えている。店の前に店主と思われる写真を大きく貼っていたが、実物は疲れた顔の不愛想なヤンキー崩れだった。

いつもの蜂屋にしとけばよかった。あそこは店はボロいが厨房は奇麗に掃除され、味で裏切られることは無い。

これが烏骨鶏の塩味

小樽って最高!

クルーズ客船「ぱしふぃっくびいなす」とオーセントホテルの20周年企画でデイクルーズとランチを楽しむ企画があって行ってきました。

船体の奇麗なラインが美しく、以前から気になっていた船です。
船はやはり見た目もとても大切。高層ビルが浮かんでいるといった外見の船は好きじゃない。20周年記念のイベントということですが、20年前に就航した船とは思えないほど奇麗な内装でした。

10階だったでしょうか、オブザベーションラウンジの前の甲板から見た小樽の街です。小樽港から見る景色は何度も船の上から見ていますが、この高さからは初めてのように思います。赤岩から天狗、毛無山と続く緑の山々に抱かれた小さな町という雰囲気の景色は、改めていい景色だと感じました。この景色はポイントが高いと思います。

赤岩沖の風景。祝津から塩谷にかけての断崖が遠くに見えました。塩谷の窓岩あたりの高い断崖が見えます。そのすぐ左が青の洞窟ですが遠くて見えませんでした。次第に余市方面へ差し掛かり特徴のあるシリパ岬が目に入ります。
この辺りから船内のイベントが始まり、甲板から景色を見ることができなくなりました。ビンゴはいままで当たったことがないし景色を見ていたかったかも(笑)

ビンゴ大会からランチとコンサートになるのですが、あまり好みの歌手ではなかったので最初だけ聞いて甲板に出てきました。短い航海ですのでできるだけ景色を見ていたかったから。

そのころには船は赤岩沖へ差し掛かり、一度小樽港を過ぎて朝里沖あたりから小樽港へ向かいます。防波堤の灯台の間を通り第3埠頭の岸壁まで水面を滑るように進んでいきます。出来れば古平から積丹岬あたりの景色もじっくりと見たかった。遠い昔に積丹半島の周遊船があったころ以来の景色でしたから。

それでも小樽港が近くなってきて、周囲の山々や街並みが見えてきてという風景の変化もまた魅力的な風景でした。特に赤岩周辺の断崖の続く風景から祝津の灯台を過ぎて緑の山のすそ野に街が見えてきてという変化が好きです。新潟-小樽のフェリーでは何度か見ていますが、いつも下船準備などでゆっくりと港に入る風景を見逃していました。鉄道や自動車とはまた違った近づき方でワクワク感が高まってきますね。

ちょっとお高いランチクルーズでしたが、普段見ることのない景色と、オーセントホテルのシェフが作るランチを堪能できました。本当のクルーズにも出てみたいですが、海上で何日もというのは私には苦しそうな気がします。私にはデイクルーズくらいがちょうどいいかも。

安易な自然再生は破壊に匹敵する場合があることを知るべきだ

草木があれば街の公園でも「自然」と呼ぶ人が多いが、それが植えられたものや人が手を入れて管理しているものなら正確には「自然」ではない。それは「人工の緑」だ。

いまアポイ岳の高山植物群落再生計画とかいうものが進められているが、現在進められているやり方に町の諮問機関が見直しを求めている。

都合のいい環境・景観を作ろうとしているのならそれは自然の「再生」ではなく「破壊」に繋がる。人工的に「再生」を目指すのなら諮問機関が言うように遺伝的特性を乱さない方法で栽培対象種を拡大することが必要だ。そして注意深く準備を行わなくてはならない。

なぜなら、同じ種類の木でも、そこにあったものと、遠くから持ってきたものは同じではないからだ。自然の「再生」を目指すなら、そこにある草木の子孫を、自然と同じように草木に競争させ、自然の中のそれぞれの役割を果たさせるような工夫をすべきである。「あの奇麗な木が枯れたから植えよう」という感覚なら何もしない方がいい。人間の影響ではなく自然に枯れたのならそれが自然だからだ。人間の影響なら、植えることを考えるよりも枯れた原因を取り除くことが重要だ。

自然の中の競争は、強いものが勝つという単純なものではなく、それぞれの役割を担って生きるという側面について考えなくてはいけない。成長が早い種は遅い種に日や風の影を提供する。その陰のおかげで生き残る種もある。影になって枯れる種もある。自然とはそういうものだ。

「再生」を目指すには「自然」の中のそれぞれの役割は何かをもっと考えないと取り返しのつかない「破壊」を行ってしまう。
岡村先生が研究してきた「生態学的混播・混植法」の中にもそのヒントがあると思う。興味があったら検索してみてください。

ClipConverter.cc

youtubeコンバーターという表示だが、他の動画サイトの動画でもダウンロードできました。youtubeだと他にも使いやすいのがあるんですが、道新電子版の動画が落とせなくて探してみたらこれが見つかったわけです。

変換する途中で変なソフトをインストールさせようとしますが、そこはタブ自体を×で閉じれば問題なしです。

ClipConverter.cc
https://www.clipconverter.cc/jp/

KeySwap

レジストリを使わず常駐もしないキー設定ソフト
特定のキーを無効にしたり、機能を割り振ったりできる。

私の場合はInsertキーを無効にするために使った。使うことがないキーのわりに間違えて押してしまっていることが多いためだ。
XP用となっているがWindows7でもWindows10でも動作は確認している

ベクターのサイト
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se228667.html

bsmtp.dllのインストール

メールをまとめて送るシステムを使うのにbsmtp.dllが必要な場合が多い。私が使っているMatoMailerはExcelで送り先のリストを作ってそのまま送れるという優れものだが、使い方を見るとbsmtp.dllをsystem32フォルダに入れろと書いてある。

しかし入れるだけでは動いてくれない。BASP21というインストーラ付きのものをダウンロードして入れるのが手っ取り早い。マニュアルでも入れられるのだろうが、もうそういう元気はない(笑)

これ系では定番のDLLのようで私も10年以上前から使っています。Windows10でも動作します。

BASP21 http://www.hi-ho.ne.jp/babaq/basp21.html

Becky! Ver.2でクエリー検索のエラー

IMAPで使っているBecky!でフォルダをクエリー検索すると「メールサーバーとの通信中にエラーが発生しました」となる。コードは「5113」または「7124」。

原因は検索時にキャラクターセットを指定していなかったため。
お仕事のメールはGmailなので、ISO-2022-JPを指定するとエラーは解消された。
Gmailの使用開始時に設定していたのだが、Windows7から10へ移行した時に設定するのを忘れていた。

備忘録としてここに書いておく。

同じ日本でもこんなに違う

福岡県、長崎県、宮崎県と3県を巡った旅でしたが、とても印象に残ったことが2つありました。ひとつは自動車の運転マナー。もうひとつはおもてなしの心。

福岡空港へ下りてレンタカー屋さんへ行き車を借りました。
係の男の子はロシア人の学生さんでしょうか。とても事細かに説明してくれて、車の扱いに少しでも分らないことがあったら電話するように行ってくれました。「ガイシャなのでウインカーとワイパーが逆なんです。ここを出るときに皆さん間違えます。」とまじめな顔で教えてくれました(笑)

広い道路へ出てまず感じたのが、初めての車で慎重に走っているのにも関わらず似たようなペースなんです。飛ばしている車が居ないような感じなんです。

時間の関係ですぐに高速に乗ったのですが、ものすごく広い何車線もある道路が複雑に合流したり枝分かれしたりを繰り返します。東京の首都高よりも広い感じ?
でも、どの車線もゆったりと流れており、先を急ぐ車も割り込む車も無く、整然と流れていて、始めて走る私でもナビと標識を確認しながら走ることが出来ました。

少しすると郊外の長崎へ向かう高速に入るのですが、80km/hの制限だと70~80ほどで流れています。けっこう60km/hほどで走る車も居て、逆に怖い感じさえしました。特に軽自動車に60km/hで走る人が多いのですが、軽自動車の速度が制限されていた頃の名残か、たまに制限されている区間が残ってたりするので混乱しているのかと思って見ていました。

それが、どんどん走っていくうちに制限速度を超えて走る人の少なさが、九州なんだと確信に至ったんです。

長崎市内や熊本市内を通勤時間に走っていたときに、前を走る車が横断歩道に人が立っていると必ず停まります。また、本当に細い路地裏を走っている車もみなマナー良く路を譲りながら走っています。細い路地から人が出てきた瞬間に車は停まります。

傍若無人なのがたまに居ますが関西方面のナンバーで納得したりもしました。
そうなんです。九州は北海道のように目の色を変えて走る人が居ないんです。

実を言うと、どこへ行っても快適にのんびりと走れるんですが、のんびりしすぎていて眠くなるのが唯一苦労したところでした(笑)

次に地元の人についてですが、いろいろな土地で人と接していると、とても人当たりが良く、言葉が丁寧で、観光客をもてなすといったレベルではなく、誰にでも優しいといった印象を受けました。
何か分らないことを聞いても、丁寧に分りやすく教えてくれます。駐車場のオジサンも「ちょうど広いところが空いてよかった。ドアを開けやすいし。」と話しかけてくれます。
ホテルの立体駐車場でドアミラーの格納ボタンが分らないでいると、係の人だけでなく周囲の人まで集まって探してくれたりもしました。
大浦天主堂の案内の方は閉館まで10分を切っている私達に、資料館を見ることを勧めてくれました。「閉館時間が近いのでちょっとだけ急いで」と笑顔で。ちゃんと見る順番まで教えてくれましたよ。「見終わると出口のところに出るから」って。

小樽だったらどうなんだろう?
そんなことを行く先々で何度も考えていました。
観光都市宣言を何度やっても何も変わらない小樽。
観光客がゴミを捨てるという小樽の地元民。

観光客の数が増えているにも関わらず、まだまだですね。
そんなことを考えていた今回の旅でした。