映画「グラントリノ」を見た

頑固な偏屈じいさんと東洋人の子供のふれあいと、その子供の成長を描いている。。。と言えなくも無いがその実は今の世の中を皮肉一杯に批判しているように見えた。

見始めてかみさんと「これが頑固じじい?」「いや、普通だと思う」という会話があった。おそらく爺さんを怒らせている周囲の人間は日本にも”普通”にいる人種だ。私の周囲にもたくさん居る。クリント・イーストウッドは何を言いたかったのだろう。朝鮮戦争で犯した罪に対する反省?暴力反対?

たぶんどちらも違う気がする。彼が言いたかったのは「主人公は頑固ジジイでもなく偏屈ジジイでもない」ということなのだと思う。そう、彼は正しいのだ。それが監督の伝えたかった答えなのだと思う。