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君が代

24才の荒川静香は表彰式の台の上で国旗に対して君が代を歌っていた。
アップになった口元は、確かに君が代を口ずさんでいた。
長野オリンピックでは不幸にして金メダルを受賞したがために表彰台に上がり、着帽のままで世界中から顰蹙(ひんしゅく)を買った女子選手がいた。
この差はいったいなんなのだろう。
半世紀近くにおよぶ偏った教育の結果であるのは間違いないのだが、教育した側もされた側も何の疑問も持っていないところが恐ろしい。
年寄り連中にとって国旗や国歌が戦争のイメージに結びつくというのは理解が出来る。お国のために死ねという教育を受けてきたのだから当然の拒否反応だろう。偏った思想を植え付けられた不幸な年代なのだから。
しかし国旗や国歌イコール戦争という教育もまた、そういう偏った考え方を押し付けたのと同じに、偏った教育であることに誰も気がついていないのである。
私は日の丸も君が代も好きである。
荒川静香が口ずさむのを見ながら目頭が熱くなった側の人なのである。

またも公務員が個人情報を流出させた

WinnyはP2Pのファイル共有ソフトだが、多くの場合違法なファイルを流通させるのに用いられている。
著作権のある音楽ファイルや映像などである。
ファイル共有の技術や行為自体は違法ではないのだが、私の知る限り、ほとんど全部の人が違法な事のために使っている。
今回の刑務所の内部文書の流出のウイルスはAntinny系のものだろうが、Winnyの共有を利用して感染を拡大しようとするものである。ネットワーク共有を経由して感染し、PC内のファイルを外部に送ろうとするのだ。
「ウイルスに感染してファイルが漏洩」というと被害者のようにも聞こえるが、「違法なことをやっていたためにウイルスに感染」ということになると話はまったく違うように思うのだが、どうだろうか?
今回の事件の当事者がどんな目的でWinnyを使っていたかも追求してほしいものである。
これまでにも度々このソフトを入れていたパソコンから個人情報が漏洩した事件が起こっているが、著作権がらみで検挙したということは聞いたことが無い。タイムリーで話題性のある「個人情報」がらみの事件として扱われている。
各紙の記事の中では「内部文書を持ち出すのは禁止されている。」となっているが、「違法なファイル共有」はやってもいいのだろうか?
これまでの事件の関係者の方々に答えていただきたい。

インターネットのいい加減な部分。。。

仕事柄パソコンの症状やエラーメッセージなどを検索する。
そういったときに目に付くのがパソコンの相談ページなどでのいいかげんなやり取り。
「unknown hard error が出た」の相談に「レジストリが壊れている」とか、「アプリケーションが壊れている」などのアドバイスをしていたりするものを数多く目にする。
私達は「unknown hard error」であれば当然ハードウエアを第一に疑う。
保守契約しているマシンならサービスに連絡しハードウエアの修理依頼。個人のマシンなら、ハードの故障の可能性が高いが、とりあえずリカバリしてハードの故障かを切り分けをし、ハードウエアも出来るだけ故障部位を切り分けする。(保守契約を結んでいない個人だと、修理見積りだけで費用が発生する場合が多いからである)
時間的に余裕があるときなら、同程度の仕様のメモリやHDDなどを載せ替えて起動試験を行い、故障部位の特定を行うことも多い。
はじめからソフトウエアのトラブルの可能性を考えることは無い。
そういったページに相談した人は「パソコンに詳しい人に相談した」と思っているのだろうけれど、それが間違っていることには気が付かないでいるのだろう。
私のページの説明の中にも間違いは有るのかもしれないが、私は常に実機でテストを行ってから記事を書いている。仕事柄、仕事で実証試験を行った結果をここに書いていることも多い。
私のこのページも含めて、個人ページの情報は疑ってかかるべきだろう。私も他の個人ページは疑って見るようにしている。あくまでも未確認情報の中のひとつとしてしか見ない。企業からの情報と違って複数の人のチェックを通ったものではないからである。
このインターネット上には情報があふれているが、嘘や間違いも数多くある。インターネット上の情報はそういった前提で使うべきものだと思う。

故障率

センター入試で発生したリスニングのトラブルについて各メディアが面白おかしく書き立てる。
この問題について話している人の話を聞いていると母数を知らずに話していることに気が付く。あるいは知っていても「算数」が出来ないようである。報道機関の方々は当然知っているだろうが、母数を元に概数で計算すると49万の受験生に対し不良450台で約0.09%、言い換えると1000台に1台弱である。
試験前の動作試験段階で出た不良がどれほど有ったかは報道されていないが、手順の中で不良をふるい落としたものを不良とは言えないだろう。
この0.09%が今回の問題の中で多いか少ないかは判断が分かれるところだが、市場に出回っている製品の不良率と比較するなら、けた違い以上に驚くほど低い不良率である。少し古い2000年のMM総研が大手パソコンショップで行った調査で、パソコンの初期不良率と故障率があるが、主要な6社の平均で初期不良率1.69%、故障率2.89%という数値である。
ソニー製だという話もあるが、PSPやVAIOの故障の多さで評価の低いソニー製ではなくとも、所詮50万台の電子機器(たとえ電子機器でなくとも)で故障率ゼロなどということはありえないことなのである。
「試行テストでは、これほどの割合でトラブルは起きなかった。こんな数は想定していなかった」というコメントがあったらしいが、入念な準備を行っただろう試行テストだけで実数試験は行っていないだろうし、予測式からだけしか推測出来ないものを「万全」と言い切らず、不良は確率的に存在するだろうが再試験などでフォローできるといった、理屈の通った説明を行えなかった事に今回の真の問題があったのかもしれない。

レナード・コーエン

レナード・コーエン伝(ISBN 4-86062-033-X)を買った。
1960??80年代からだったと思うが、詩人、作家、シンガーソングライター、禅僧という多彩な面をもつユダヤ系のカナダ人。
「バード・オン・ザ・ワイアー」「チェルシー・ホテル#2」「スザンヌ」といった曲を思い出すが、独特の声とつぶやくような歌い方で、散文詩を歌い上げる人だった。
イギリスやヨーロッパで上位にランキングされたにもかかわらず日本ではほとんど話題にはならなかったと記憶している。
TUTAYAで突然思い出し探したが見つからなかった。その数日後に喜久屋でこの本を見つけたのである。レコードもかなり揃えていたのだが、引っ越しを繰り返すうちに手元に無くなってしまった。CDでも数枚出ているので買おうかと考えている。
最近知ったのだがジェニファー・ウォーンズが彼の曲をカバーし、フジテレビでドラマ化された「アルジャーノンに花束を」(原作:ダニエル・キイス)で「Song of Bernadette」が使われていたということである。
20??30年前は私が千冊以上のSFを集中的に読んだ時代だが、ダニエル・キイスの作品は残念ながら一冊も読んでいなかった。

Administrator

パソコンとは当然のことながらパーソナルコンピュータの略。もっともMacintosh、IBM PC/AT互換機など、個人が所有できるコンピュータのことを総称して「パソコン」と呼ぶという意見もあるが、個人で所有しているものならば当然「私的な」「個人の」コンピュータだろう。
当然、自分のものだから自分で管理するのは当たり前である。
Administrator(アドミニストレーター)という言葉をご存知だろうか。コンピュータ用語では管理者または管理権限を持つユーザを呼ぶ総称である。
通常のWindowsXPでは、作成されたユーザは特に設定しない限り管理権限を持つ。
つまりそのパソコンの使用者=管理者である。
どうしてこんな話になったかというと、最近は「猿でも使える」のごとく猿以下そのもののユーザが多いのである。
そういった輩は当然管理権限など放棄している。
使っているソフトのバージョンどころか名称さえも知らない事が多いし、自分も知らないスパイウエア等のマルウエアを当然のごとくインストールしている。
英語のエラー画面を目にして「文字化けしてるんですが」というユーザは多いが、日本語のメッセージさえも読めないユーザがパソコンを所有するのは、地雷原を前も見ずに歩き回っているようなものだ。
インターネットが危険なものだと言う気は無いが、危険な面もあるし、当然悪人も一般社会と同じに存在する。
そんなユーザーが増えているのだから、前にも書いたWinFixerどころの騒ぎではなく、聞いたことも無いようなスパイウエアやウイルスを満載する結果となるのも当然だ。
私が知っている最悪のケースは2万以上のウイルスファイルが動いているパソコンだったが、「動かなくなって買い換えた」というパソコンにはもっと多いのもいるのかもしれない。
自分の持つ道具を維持管理する気が無いのなら持たないことである。

Murphy’s laws

最近コンピュータでトラブっている人たちを見る度に思い出す法則です。
It is impossible to make anything foolproof because fools are so ingenious.
「安全装置(foolproof)を作ることは非常に難しい。なぜなら馬鹿はとても巧妙だからである」
直訳するとこんな文章になると思いますが、マーフィーの法則の訳本の中の文章はもっとセンスがいい訳だった気がします。
本を無くしてしまって、、、誰か教えてくれませんか?
Murphy’s laws

また読みたくなった

走らない奴の言う事は何も信じるな
虚しい奴等は恐れるがいい
生命を超えて結びあう
魂だけが真実だ
ハマに来たら畏怖しろよ
激しい男達がいる
走る魂と呼ばれる
ケンタウロスの男たちが
これを読んでわかる人は少ないかな。
とても読みたくなって、本棚を探したが見つからない。。。

IT担当者の愚痴

 私のような業界の人間がこんなことを言うと笑われるのだろうけど、インターネットって便利ですね。
先日行われた研修会の討論会の報告をまとめていたときに、議事録がメールで送られてきて、驚くやらうれしいやら。
 わざわざまとめて送ってくれた人に感謝です。
 道具ってうまく使えばよく働いてくれるものなんですよ。
 ヤフオクを眺めてばかりの隣人を見てたら、なんだか愚痴りたくなってきた今日この頃です(T.T)