出来上がりのPDFファイルとそれの内容のチェック用リストが入ったExcelファイルを送っておいたら電話が来た。「誤字がある」と。
聞いていくと「辻」の字がExcelでは”しんにょう”に点が2つで、PDFは点が1つだというのである(^^;;;
ここまで読んで「なーんだ」とわかる人は読む必要はありません。
簡単に言うと彼はWindowsXPのWindowsUpdateの追加選択の中のJIS2004対応フォントをインストールしていたために、彼はExcelの中でJIS2004の文字を見ていたわけです。PDFはフォントを埋め込んであるため、私が使っているJIS90の文字を表示しています。
うち社内の標準はWindowsXP+office2003なのでJIS2004対応フォントは必要なく、入れると周囲と整合性の無い環境になるのです。
Windows XP および Windows Server 2003 向けJIS2004 対応 MS ゴシック & MS 明朝フォントパッケージについて
このページの冒頭にこういうふうに書いてます。「本フォント パッケージは、Windows XP または Windows Server 2003 のフォント環境 (JIS90) を、Windows Vista のフォント環境 (JIS2004) に揃えるためのものです。」
でも言いたい本当のところは、自分達の年代で「辻」の点は1個だよね、2個で疑問に思わないの?、ということなんです。
これで2回目ですよ!まったく!
「Windows」カテゴリーアーカイブ
Windows XP が起動後に遅い
現象1:WindowsXPが起動してデスクトップ画面が表示されてからもディスクアクセスが続き時間がかかる。
現象2:WindowsUpdateで検索中に 0x80248013 のエラーが出る。
などの現象が起こる場合、DataStore フォルダで内容の整合性がとれていない可能性があります。
その場合には DataStore フォルダ内の履歴を一度削除することで改善される場合があります。履歴なので間違えて違うものを削除しない限り害はありません。
手順は下記の通りです。
現象2の場合は DataStore フォルダ内のファイルが数百メガ程度ある場合もあると思います。
1.[ファイル名を指定して実行] で services.msc を実行
2.Automatic Updates を停止
3.[ファイル名を指定して実行] で %windir%SoftwareDistribution を実行
4.DataStore 内のファイルを全て削除
5.[ファイル名を指定して実行] で services.msc を実行
6.Automatic Updates を開始
ジャンクションという機能
2000以降で採用された機能らしいが今まで余り意識していなかったジャンクションという機能がある。
なぜ今頃になってその話題かというと、Vista以降で”Documents and Settings”が無くなり、代わりに”Users”というフォルダが使われるようになったからである。そのため古いソフトのインストールなどで”Documents and Settings”を使おうとした場合に強制的に”Users”に飛ばすためにこの機能が使われている。セキュリティ面を意識したらしいがまったく迷惑な話だ。
ところがこの”c:Users”に指定されているはずのジャンクションが何かの理由で”t:Users”となっていたりすると話がこんがらがる。指定したドライブが存在しないからだ。ソフトのインストールのエラーとして表示されるのは「指定したパスが長すぎます」という関係ない内容だからなおわかりにくい。
この間違った状態を解決するにはジャンクションを削除して正しいものを設定しなおす必要がある。
まず現在の状況を確認する。
dir /a
こうすることでフォルダの属性が表示される。
ジャンクションが張られている場合には”
今回の場合には c: で dir /a すると
日付 時間
となっている。
まずこの間違ったジャンクションを削除する。コマンドはrmdirを使う。(DOS窓は管理者として実行する)
この場合には”c:Documents and Settings”のジャンクションを削除したいので
rmdir c:”Documents and Settings”
とする。(スペースを含むフォルダ名なのでダブルコーテーションで囲む)
一応 dir /a で消えたことを確認する。
次に正しいフォルダへのジャンクションを作成する
mklink /J c:”Documents and Settings” c:Users
書式としては
mklink /J (ジャンクション名) (リンク先フォルダ)
となる。
c:Documents and Settings <<===>> c:Users のジャンクションが作成されました
と表示されればOK。
一応 dir /a で正しく作成されたことを確認する。
日付 時間
となっているはずだ。
WindowsUpdateの履歴の確認
WindowsUpdateやMicrosoftUpdateのページで履歴を表示して見ることもできるが、何ページもあって探したい更新を見るのが大変だったり、何度も進んだり戻ったりと時間がかかる。
テキスト形式のデータが存在しないか探して見たら見つかった。
テキストなら目的のKBナンバーなどで検索できるので便利。
下記の場所にテキスト形式のログファイルがある。
C:WINDOWSSoftwareDistributionReportingEvents.log
下記のように更新を行った手段もわかる。
WindowsUpdate
MicrosoftUpdate
AutomaticUpdates
SelfUpdate
[デスクトップのカスタマイズ]から[Internet Explorer]の項目が消える
「Windows XP セキュリティ更新(KB943460)」をインストールすると、画面の[プロパティ]->[デスクトップのカスタマイズ]->[デスクトップ項目]->[全般]->[デスクトップアイコン]の[Internet Explorer]の項目が消える。
普段はこんなところを開いたりしないのだが、Virtual PC に新しい環境を作っている時に気がついた。
調べてみると[MS07-061]の更新(KB943460)が関係しているらしいことがわかった。
試しに「Windows XP セキュリティ更新(KB943460)」をアンインストールしたら戻ったので、これの影響なのは確かだ。
ただ、[全般]タブを開いた状態で “i” キーを押して ON <-> OFF を切り替えることが可能なので、セキュリティに関する更新をアンインストールするよりもキーで切り替えた方がいいだろう。
Microsoftサポート オンラインの情報
チェック ボックスが デスクトップ項目 ダイアログ ボックスでセキュリティの QFE バージョンをインストールした後に、消える Internet Explorer は、 Windows XP Service Pack 2 ベースのコンピュータで MS07-061 を更新します。
<<この記事に関する補足>>
この記事の中に「解決方法」としてレジストリの編集方法があるが、これは「Internet Explorer のチェック ボックスが消える」問題を解決するのではなく、「Internet Explorer のアイコンをデスクトップに出す」だけの回避方法である。
アイコンを出すだけなら上に書いた “i” キーを操作する方法で十分なので編集の必要は無い。
<<追記>>
VirtualPC上で該当の更新をアンインストールして再度インストールして試した時にはInternet Explorer のチェック ボックスが消えなかったが、いくつかの実機で試した時には再インストール後には消えていた。
しかし1台だけ再インストール後にも消えない実機がある。
更新のインストール順などの影響としか考えられないが、必ず発生する不具合でもないようだ。
XPでUSBメモリを NTFS でフォーマット
WindowsXPでUSBメモリなどのリムーバブルメディアをフォーマットする際、通常はフォーマットのウインドウの「ファイルシステム」のプルダウンには FAT しか現れず NTFS を選択することが出来ない。
NTFS でフォーマットしたい場合には、[マイコンピュータ] でドライブを選択し、 [プロパティ] -> [ハードウェア] -> [全ディスク ドライブ] から当該のリムーバブルメディアをあらためて選択し、 [プロパティ] -> [ポリシー] の [書き込みキャッシュと安全な取り外し] のオプションをデフォルトの「クイック削除のために最適化する」から「パフォーマンスのために最適化する」に変更することで NTFS でのフォーマットが可能になる。
詳しくは Microsoft サポートオンラインを参照
リムーバブルメディアの NTFS フォーマットについて
ただ、なぜ NTFS がデフォルトで現れないかも忘れてはならない。
パフォーマンスを重視して遅延書き込みを行う NTFS ファイルシステムでフォーマットすると、書き込みが終了していないうちにメモリを引き抜いてしまうなどのトラブルに遭遇する危険があるためだ。
トラブルに遭遇しないためには、メモリを引き抜く前には必ずタスクトレイの「ハードウエアの安全な取り外し」で取り外した方が良いのは言うまでも無い。
Vistaの新規インストールでは Administrator は無効
Vistaを新規にインストールした場合、組み込みの Administrator アカウントは無効に設定されている。ただし Administrator アカウントのみしか存在しない WindowsXP を Vista にアップグレードした場合のみ Administrator は有効になる。(管理ツールを使用して有効に設定することは可能)
WindowsVistaのテクニカルライブラリ「Windows Vista でのユーザー アカウント制御の理解と設定」に詳しく書かれている。
従って、パスワードを忘れた場合などに Administrator でログオンしてパスワードを再設定することは出来なくなった。
そのためにはパスワードリセットディスクなどを用意しておくしかない。
唯一残された手は Offline NT Password & Registry Editor だ。こちらは昨年2007年の9月に WindowsVista に対応している。
もちろんNT以降のWindowsNT/2k/XPにも対応している。
使い方は簡単だが注意が必要。
1.ダウンロードしたイメージをCDに焼きブートする。
2.Windowsのシステムが入ったディスクを選択する。
3.ユーザデータが入っているパスを選択する。
4.パスワードをリセットしたいユーザ名を入力する。
5.パスワードをリセットする。
6.修正した内容を書き戻す。(これを忘れないこと)
Internet Explorer 8 beta1
次期ブラウザのIE8ベータ1が公開されている。
まだ英語,中国語,ドイツ語のバージョンのみだ。
IE7が正式に公開されて長くないと思うのだが、すでに出ていたことに驚いた。
今回のIEはWebブラウザの標準テスト「Acid2」に合格したということが話題になっているが、実言うと怖いのがこの点である。
今まで多くの人が使っていたIEが「標準」と言われるものに対応していなかったため、いきなり「標準」と言われても既存のページやシステムが対応できない可能性が高いからである。
さて、また憂鬱な季節がやってきそうである。
自分が作ったページで表示を試したところ、大方は大丈夫だが崩れるたものもいくつか有った。
Acid2 test
IE8を試してみたい方はMicrosoft Virtual PC 2007をインストールして、テスト用に公開されているVPCイメージを使った方がいい。
使用中のOSと密接に絡むIEにベータ版をかぶせてしまうのは危険が大きいからである。
WinXPも込みのイメージなのでインストールする手間が省けることも利点だ。
ダウンロードして解凍し、VPCを設定して、解凍したHDDイメージをマウントすれば使える。
ダウンロードページに書いてあるがVPCイメージの有効期限は2008年7月3日までということなので試して見たい方は急ぐこと。
Internet Explorer Application Compatibility VPC Image
“クリックしてアクティブ化する” その後のその後
KB945007″クリックしてアクティブ化する” 動作を無効にするための Internet Explorer Automatic Component Activation (IE ACA) 更新プログラムについて
このように”クリックしてアクティブ化する”を無効にするパッチが12月に公開されているが、どうも同様の更新が別の名称でWindowsUpdateで配信されているように見える。
このパッチはWindowsXPsp3の中にも含まれている。
sp3を適用した別のマシンと私のマシンで同じページを表示して確認したが、同じようにFlashをはじめとするアクティブコンテンツが表示できるのだ。私のマシンの更新の履歴も一応確認したが、KB945007もsp3も適用していない。
そんな疑問を持ったので私のマシンにインストールされた更新プログラムの履歴をもう一度見直してみることにした。
すると、以前にインストールされたこの更新が2008年2月12日にも再度インストールされているのだ。
KB942615[MS07-069] Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム
KB945007の説明の中で「更新プログラム KB942615 に含まれている Internet Explorer ActiveX 更新プログラムの “クリックしてアクティブ化する” 動作が無効になります。」とある。確信はないのだが、どうも修正されたプログラムを再度インストールされたようだ。
またMSにやられたようだ(^^;
IE7でファイルをダウンロードできない
Windows Server 2003 または Windows XP を実行しているコンピュータで、Windows Internet Explorer 7 を使用してファイルをダウンロードできないことがある
Web型のシステムを使っていてcsvファイルをダウンロードしようとしてボタンを押すと「[ファイルのダウンロード]このファイルを開くか、または保存しますか?」の画面で[保存]を押しても「名前を付けて保存」のウインドウが開かないことが最近多かった。
[開く]を押すとcsvだとExcelが開いて見ることが出来るのだが、[保存]を押すと沈黙である。ただ再現性があるかといえば必ず再現されるとは限らない。
周囲で私だけだったのでIEの何かが壊れたのだとあきらめていたのだが、最近出たKB932823の更新をインストールしたところ直ったようである。
またしてもMSにやられたな。。。